『4000件以上の施工実績を持つ、株式会社ウッディ企画。ウッドデッキへのこだわりとは?』
2022年11月22日
『高耐久性天然木』にこだわるウッドデッキの魅力を届け続ける、株式会社ウッディ企画営業部長の中村さんにインタビューしました。
・ウッディ企画さんのルーツが静岡にあると拝見しました。
中村:そうですね。弊社のルーツは、明治20年(1887年)に創業された静岡の材木屋にあります。木材については幅広い知識とノウハウを受け継いでます。また1982年には、いち早くACQ加圧注入防腐処理プラントを導入して、木材の高耐久化事業を始めました。ACQ加圧注入材というのは、ACQという薬剤を木材の中に加圧注入して、腐りにくくしたりシロアリに喰われにくくしたものです。当初は住宅用建材として出荷してましたが、一般住宅だけでなく、公園、遊具などの公共施設にも使われていくようになったんです。
・ウッドデッキ専門店として独立されたきっかけを教えてください。
中村:90年代に入ると、昨今と同じように、アウトドアやガーデニングがブームになりました。その流れの中で、ウッドデッキの認知も高まって、一般のご家庭にも取り入れられていくようになったわけです。ちなみに1997年の流行語大賞に「ガーデニング」もノミネートされてます。そこで、雨ざらし・日ざらしという木材にとって過酷なウッドデッキ施工事業にも、腐りに強いACQ加圧注入材の活用を始めました。そして2001年にウッドデッキ専門会社として、別会社ウッディ工房(現ウッディ企画)が独立し、現在に至っています。
・ウッディ企画さんが作るウッドデッキの特徴を教えてください。
中村:まず使用している木材で言いますと、弊社では、国内で20年以上の防腐・防蟻実績がある材料のみ使用しています。現在、取扱い中の材料は、主に2種類の高耐久性天然木です。それぞれ一長一短がありますので使用目的や設置環境、デザインやご予算に応じて使い分けています。
また、お客様のご希望にお応えするため、すべてオーダーメイドの自由設計で作ってきたんで、弊社には、耐久性が高く使いやすいウッドデッキを作るためのノウハウや多様なデザインが蓄積されてると自負してます。
さらに、ウッドデッキの施工経験年数が30年以上と長く、施工実績が4,000以上と格段に多いと思います。神奈川県でもトップクラスの歴史と実績がありますので、お客様からもご好評いただいています。
施工が難しい場所や狭小地や傾斜地等でも諦めずに是非ご相談ください。ウッドデッキ専門の施工チームが責任を持って施工します。
【ウッディ企画さんが使用している2種類の高耐久性天然木】
① ACQ加圧注入木材
弊社が長期にわたって使用している主力商品で、国産のスギまたはヒノキに防腐・防蟻薬剤ACQを加圧注入処理した木材です。防腐・防蟻性能については、平均20年以上の信頼できる安定した実績があります。安全性にも問題ありません。
② ハードウッド
主に東南アジアや南米から輸入される木目が詰まった非常に硬く重い木材です。歩行者がきわめて多い公共施設・商業施設では、柔らかい木材は女性のヒールなどで痛みやすいのでハードウッドが使われてきました。国内使用での腐食耐久性は、樹種によって異なりますが15~20年前後が目処になります。弊社では、耐久性が高く、またササクレ等が出にくいウリン材やイタウバ材を主に使っています。
ただ最近はウッドショックという輸入材の価格高騰が顕著で、一般のご家庭では使いづらくなってるかもしれません。国産材もその煽りを受けて値上がりしてますが、輸入材ほどではありません。ACQ材の方がコスパが良いと思います。
・お客様はどのような層の方が多いですか?
中村:もっとも多いのは30代後半から40代くらいのご家庭です。初めて戸建てを購入された方、小学生の低・中学年くらいまでの小さなお子様を育児中の方が多いです。お子様を安心して遊ばせることができるスペースとしてお考えのようです。
50代から60代の方もいらっしゃいますが、ウッドデッキをおつくりになる動機としては、お孫さんの遊び場が欲しい、洗濯物を2階じゃなくて1階で干したい、雑草取りの手間を軽減したい(ウッドデッキの下はほとんど雑草が生えません)等の理由をよくお聞きします。
・ウットデッキを後付けすることもできますか?
中村:基本的にそのようなお客様の方が多いです。住宅の建築後あるいは購入後に、ご自分のライフスタイルを考えてウッドデッキの購入を検討されるようです。ただし庭先に作るローデッキは何の問題もありませんが、2階バルコニーの拡張や、車庫の上に作られる場合は法的な問題もありますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。
・お客様はどのエリアが多いですか?
中村:1都3県を営業エリアにしていますが、お問い合わせが多いのは神奈川県内です。その中でも特に横浜市、川崎市、湘南地域が多いです。受注件数は年間200件前後で、作り替えのお客様とまったく新設のお客様が半々くらいです。その他、伊豆や山梨など首都圏近接別荘地も年間10件前後手掛けています。
・ウッドデッキの一番の魅力はどんなところにありますか?
中村:何よりも生活空間が広がることだと思います。アウトドアリビングとして、バーベキューをしてみたり、中にはテントを張られる方もいらっしゃいます。目先をちょっと変えることで生活がより豊かになるかもしれません。またデッキの上で、小さなお子さんやワンちゃんを遊ばせたり、夏場ならビニールプールを置いたり、DIYをしたり、利用の仕方も色々です。
さきほどもお話しましたが、雑草取りなどの庭の管理を楽にしたい方や、ガーデニングしたいけど庭土を直接いじるのは嫌だという女性の方に、デッキ上でのプランター・ガーデニングをおすすめすることも多いです。
・注文から工事までの流れはどのように進んでいきますか?
中村:基本的に弊社の場合はオーダーメイドなんで、まず設置場所を確認させていただいて、その際、お客様がどのようなモノを作りたいかのご要望をお聞きした上でプラン(図面)とお見積りを提案します。そこまでは無料で行いますので、それを踏まえてお客様に検討していただくという流れです。
・ウッディ企画さんのウッドデッキには10年間の保証があるんですね!?
中村:今は10年保証しているウッドデッキ会社も増えてますが、20年前は弊社だけだったと思います。一般的にハードウッド以外の柔らかい木材(国産であればスギやヒノキなど)は、効果的な防腐防蟻処理をしていないと、ほとんどの場合5~7年内に部分的に腐りが発生します。1年に1回塗装をしても避けられないことが多いです。その点、弊社のACQ加圧注入材は、腐りに強いことが実証されてますので10年保証させていただいたわけです。
・このお仕事をしていてやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
中村:お客様に喜んでいただき、感謝のお言葉をいただいた時です。ウッドデッキにプールを出してお子さんが遊んでいる様子やガーデニングを楽しまれている様子を見ると嬉しくなります。
・最後の質問ですが、今後についてお聞かせください。
中村:せっかくこれだけ長い間やってきてるんで、できれば後継者にできるだけ長く続けてもらえればと思っています。職人(大工さん)の確保が一番の課題かもしれません。
さいごに
ウッドデッキを通してお客様の生活に彩りを加え、豊かにしてこられている、株式会社ウッディ企画さん。
木材にこだわり続けてきた歴史と大工さんの確かな技術で、ウッドデッキ専門会社として実績を刻んできたウッディ企画さんの職人魂を実感するインタビューとなりました。
株式会社ウッディ企画
会社名 |
株式会社ウッディ企画 |
||
---|---|---|---|
住所 | 〒227-0036 神奈川県横浜市青葉区奈良町2423-210 | ||
電話番号 | TEL:045-961-1592 | ||
URL | https://www.woody-kikaku.com/ |
【取材日時】2022年11月22日
【取材場所】株式会社ウッディ企画
【インタビュイー】企画営業部長 中村様
【インタビュアー】小枝輝久・青木真人