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週刊レイエス VOL.28
~レイエスU-18の未来を切り開いた1期生へインタビュー!~

2022.01.26

 

 あざみ野を拠点に活動する東急SレイエスFCが目指す“レイエスドリーム”の実現に向けて、東急グループ、東急沿線、地域の皆さんと共に歩み、共に成長し、共に価値創造をしていきたい、という想いを込めて、この度クラブの活動レポートを連載(不定期)していきます。

 

◆U-18のベースを創り上げた3年間

 

 レイエスは2000年に発足してから2018年まで、U-15(中学生)という限定的な年代でのみ活動してきましたが、2019年、幼児から大人までの一貫指導体制の中での真の育成とフットボールの追求、スポーツの更なる可能性の拡大を目指し、サッカーのU-18チームとフットサルU-15チームを新設し、地域密着型のフットボールクラブへと生まれ変わりました。以降、トップチーム(社会人)やフットサルU-18チームと年々カテゴリーを拡大させてきています。

 

 U-18発足時、部活が中心の高校サッカーが主流の中で、我々レイエスに入団を決めてくれる選手がどれくらいいるのか、どんな選手が集まってくれるのか、選手集めから苦労の連続でした。1期生たちは、新たに発足されるチームへの希望や不安、まだ実態のないものに飛び込む勇気や覚悟が必要だったことでしょう。また活動の基盤整備やあらゆる面での基準作りなども困難の連続でした。練習試合でも相手選手や相手監督から悔しい言葉を掛けられることもしばしばあり、その度に悔しさをパワーに変えてきました。今回は、そのレイエスU-18のベースを創り上げた1期生に2名にこれまでとこれからをインタビューしました。

 
この悔しさをパワーに変えてタウンクラブカップ全国初出場を決めた際の当時監督の阪本のブログ
⇒「いつのまに」U18タウンクラブカップ全国決定戦11/29

 

遠山 翔太(Shota Toyama)
サッカー歴:FCパーシモン→東急SレイエスFC U-15
アピールポイント:偉大なキャプテン。

 

 U-18のここまでの成長は彼抜きには語れない。天狗になりそうな後輩、気持ちが落ちそうな仲間、不毛な絡みを仕掛けてくるコーチ陣、、、すべてへの対応を間違えない。

 

◆現在に至るまで、どのようなフットボールライフを送ってきましたか?
 父の仕事でUAEに住んでいた時にサッカーを始めました。その後日本に帰ってきてチームに入りました。小学校の間に一度チームを移籍し、中学校ではレイエスに入団、そのまま高校でもレイエスでプレーをしています。

 

◆一期生として、なぜ入団を希望しましたか?
 初めは高校サッカーに興味がありましたが、阪本さんやレイエスのコーチと話していくうちに一からチームを作り上げることにとても魅力を感じ、入団を決意しました。キャプテンを任せていただけることも大きな要因であったと思います。

 

◆U-18で過ごした時間はあなたにとってどんな時間になり、何をもたらしてくれましたか?

 初めは正直苦しいことが多かったと思います。一学年しかいない中で、三年生相手に試合をすることは身体、精神ともに多くの労力を費やしました。しかし、その中に大きな達成感や充実感を感じることができました。また、チームが拡大してきている中で、着実に結果が出てきていることに喜びを感じています。

 

◆現在思い描いている自身の将来像はどのようなものですか?
 レイエスの”more than FOOTBALL“に基づき、何事にも全力で周りを見て頑張っていきたいと思います。また、私はアメリカの大学への進学を目指しているので、サッカーに加えて勉学の面でも今以上に精進していきたいと思います。
 このように様々な目標を持つ個人が集まってチームを作り上げ、チームの目標達成のために切磋琢磨しながらも、自らの目標に向かって自分に合った取り組み方ができるところがクラブチームの良さであると感じています。アメリカの大学入学は9月の予定なので、それまでの期間はU-18やトップチームの練習に参加しながら活動できるところもこの環境のメリットです。

 

 


斉藤 舞大(Mao Saitou)

 

サッカー歴:城郷SC→FC.COJB
アピールポイント:連携の中心。斎藤ジャンクション。

 

ピッチ内外で人を結びつけるスペシャリスト。コミュ力の塊。おい、後輩のみんな勘違いするなよ、いじらせてやってるんだぞ。斎藤さんだぞ。

 

◆現在に至るまで、どのようなフットボールライフを送ってきましたか?
 小学1年からサッカーを始め、中学校3年生までは主にMFでプレーしました。中学時代にはN地区トレセンに選ばれたこともありました。山あり谷ありでしたが、充実したサッカーライフを過ごしてきました。レイエスに入団してからは、様々なポジションをプレーし、また様々なレベルの相手と対戦することができ、貴重な経験ができました。

 

◆一期生として、なぜ入団を希望しましたか?
 神奈川県トップクラスのクラブであるレイエスがユースを立ち上げると聞き、興味を持ちました。良い環境でサッカーに集中できるという点に惹かれたのに加え、セレクションでコーチと話をした際に、コーチの明るい人柄に心奪われ、入団を決めました。

 

◆U-18で過ごした時間はあなたにとってどんな時間になり、何をもたらしてくれましたか?
 レイエスに入って良かった点は3つあります。
 1つ目は仲間に恵まれたことです。
 ピッチ内ではお互いに要求し、高め合い、ピッチ外では全員が仲良く、とてもよい雰囲気で過ごすことができました。
 2つ目はサッカー面での成長です。
 レイエスでは良き指導者の下で技術はもちろん、特に戦術について大きく成長することができました。
 3つ目は人間性の向上です。
 日々の練習でのコーチからの絡みや、チームに貢献するための行動を考えることによって、組織の中で活躍することの重要性などを認識できました。

 

◆次のステップに向けて、現在取り組んでいることはありますか?
 将来、高校の教員として部活の顧問を持ち、サッカーを指導するために大学でもサッカーを続けたいと考えています。そのために受験勉強で休んでいた2ヶ月間で落ちた体力や筋力などを戻し、卒業までにサッカーのレベルを上げたいです。また、勉強面では大学で出ている課題とは別に受験時に身に付けた知識の復習や、大学で取る資格に必要な知識を独自に学んでいます。

 

◆現在思い描いている自身の将来像はどのようなものですか?
 高校2年の夏に志望校を決め、勉強に励みながら受験の2ヶ月前まではサッカーを続け、両立をすることができました。志望校である日体大に合格でき、4月からは自身の夢である高校の保健体育の教員になるために、大学で過ごす4年間を具体的な目標を決める有意義な時間にしたいと考えています。

 

 

 レイエスが大切にしている「創造」「挑戦」「調和」という価値観。まさにこのU-18の1期生は、このクラブ価値観の象徴ではないかと思います。選手とスタッフが一緒になってゼロから1へ、1から2へと野心を持って一歩一歩前進してきた日々はクラブにとって財産です。彼らが残してくれたものをしっかり次へと引継ぎ、これからも選手たちとともに未来を切り開いていきたいと思います。彼らを、そしてレイエスU-18をこれからも応援よろしくお願いいたします!

 

◆Vamos! Reyes! inサルオル vol.7

 

 FMサルースの「Sallus all in one」という番組内で、東急SレイエスFCの特集コーナー「Vamos!Reyes!in サルオル!」を放送しています。このコーナーでは、隔週の火曜日にレイエスのチームやスクールの紹介、またレイエスにちなんだ方にもご出演いただき、レイエスの情報を発信していく予定です。
 第7回は、年末のタウンクラブ全国大会優勝を決めたU-18の宮島俊が初登場です!